一部のユーザーから熱い支持を受ける孤高のコンパクトカメラ、シグマのDP1/DP2シリーズ。
彼らをそこまで魅了するFOVEONセンサーの実力がカメラヲタク的にはずっと気になっていました。
今回はDP1xとDP2xを試用する機会を得たので、さっそく都電荒川線をスナップしてきたわけです。
(いつもの場所に写真をアップしてあります。もしよかったらどうぞ!)
FOVEONセンサーについてはコチラをご覧いただくといいかもしれません。
こむずかしい技術解説はともかく、僕のまわりのDPユーザーはみなその高画質を激賞しています。
だからDPシリーズにはものすごく期待していたんですけれど、結論から先に申し上げてしまうと、
僕はこのカメラが好きになれません。たしかにドットバイドット鑑賞してみると、評判どおり
偽色や色収差はほとんど見られず、コンパクトカメラとしては非常に高画質なのはわかります。
しかしカメラとしての操作性が悪すぎます……。光学ファインダーを備えているならともかく、
不鮮明かつ残像感あふれる液晶モニターは非常に見づらく、これでスナップは厳しと思いました。
データの書き込みもかなり低速。RAWとJPEGを同時に記録できないのもマイナスポイントです。
AFポイントの選択もいったん矢印ボタンを押して選択画面に切り替える手間が余計かなあと……。
上記3点のせいでテンポよく撮影できませんでした。個人的にはかなりストレスを感じます。
世のDPユーザーはストレスを感じたりはしないんでしょうか。
メニュー画面の操作もかなり謎めいています。例えば「OK」ボタンでメニュー項目を決定したら
該当メニューが自動的に閉じるのかと思いきや、メニュー操作でこれまで一度も登場しなかった
カメラ本体右下の「リスト」ボタンを押さないと該当メニューが閉まらないという不自然さ……。
さらにメニュー画面のスクロールも、通常なら選択部分が上下に移動していくところですが、
なぜか上から2番目に固定されたまま、メニュー項目が上下に流れていく仕様になっています。
言葉で説明するのは難しいですが、実際に操作してもらえれば違和感ありまくりです。
僕の手には負えないカメラでした><
あー、操作感の違和感。わかります。
UIの部分が改善されて、サクサクと撮れるならばなぁ…といつも思います。
そう、私もDP2オーナーw
バッテリの消耗も激しいので、とりあえずビューファインダーを付けています。
DPユーザーの方もそこらへんは我慢されているんですね……。
後継機で大幅に改善されることを祈ります。
ファームウェアで治らないかな?と期待してみたりして。
ファームウェアでサクサク動くようになったら
既存ユーザーは狂喜乱舞するでしょうね!