Nik Software社のiPad用RAW現像アプリ『Snapseed』を導入してみました。
すでにご存じの方もいると思いますが、Nik Software社といえば『Capture NX』や
Photoshop用プラグイン『Color Efex Pro』や『Viveza』『Dfine』などでお馴染みの
コントロールポイントという独自のUIをウリにしているソフトウェアハウスです。
今回の『Snapseed』でもこのUIがきっちり実装されています。
上の写真を例に挙げると、赤ん坊の顔下半分にできた影を抑えるために、
口元にコントロールポイントを配置し、この部分だけ明るさを調整できます。
しかもピンチイン・ピンチアウト操作やフリック操作を写真上で直接行うのが、
写真を本当にいじっているようで楽しいです。さらに写真の調整だけでなく、
シャレオツなフィルター類を多数搭載しているので、ピリっとしない写真でも
なんとなくいい感じに仕上げてくれます。これで600円なら安いかも!
「直感的な操作」を最大の利点にしているコントロールポイントが
iPadのインターフェースに見事にハマった好例ではないでしょうか。
ただ残念なのは、Nik Software社が業務提携しているニコン製カメラの
RAWデータは扱えなかったところ(DNGに変換すれば大丈夫だけど……)。
ひょっとしてニコンからも同種のiPadアプリが出るのかなあ。
【6/30追記】
Nik Software社に問い合わせたところ、ニコンのRawデータを読み込むには
Snapseedの「位置情報サービス」を「オン」にしておく必要があります。
ニコンユーザーの皆さん、ご注意ください!