せめてHigh Definitionくらいは……

Macworld Expoの基調講演で『AppleTV』の全貌が明らかになりました。
ネットワークメディアプレーヤー大好きっ子としては『iPhone』よりも
気になる製品で、アップルならではのひと工夫に期待していました。
Appletv


同社の10フィートUI「FrontRow」を彷彿とさせる操作性はたしかに◎。
気になるのは再生コンテンツのフォーマット。スペック表を見る
限りではHDコンテンツが非サポート? それじゃHDMIがもったいない。
それと、分かってはいたけど、DivXやWMVといったフォーマットもNG?
ちなみにFrontRowではDivXコーデックをインストールすればDivXも
再生できるので、『AppleTV』にもそのくらいの柔軟性は欲しいですね。
さらに、iTunes以外のアプリケーションで管理しているコンテンツも
再生できるといいなあ(ここらへんはオンラインウェアに期待か)。
正直な話、いまのことろNetGearの『EVA8000』のほうが魅力的。
アップルのWebページでは「革命」なんて言葉が使われていますが、
それほど革命的な製品でもなかった(笑)。期待していただけに。
3万6800円か……。Mac miniに『AppleTV』の全機能を統合させ、
CPUをCore Soloにして5万円台だったら即買いだったでしょう。
いずれにせよ、iTunes&iPodの登場でMP3(実際にはAACかもしれないけど)が
人々の生活に浸透したように、iTunes&AppleTVの登場によってMPEG4やH.264で
動画コンテンツを視聴するのが当たり前という時代が来るんでしょうかね。
このAppleTVによって、少なくともMacユーザーの方々にネットワークメディア
プレーヤーの素晴らしさが伝わればいいんですが……。ここらの動向に注目です。

「せめてHigh Definitionくらいは……」への4件のフィードバック

  1. ただのiTunesプレーヤーでしたね・・・。
    MacなしでiTunes Storeに接続できて直接コンテンツを買えるのでは・・・と期待していたのですが残念。

  2. 確かになぁ……本体出力が1080iまで対応しててもコンテンツがVGA 30fpsってのは理解に苦しむ。
     
    SigmaのチップだってWindows Media Videoは720pまでだけど、DivXも含めて一応HD対応だもんな。
    この手の製品じゃ、実はxbox 360が一番優秀だったりするのかも(笑)。価格的にも競合だし。
     
    初代iPodが既存でそれなりに普及してた技術であるMP3の音楽再生をアップル的な
    デザインとUIによって市場を占有できたのと事情が違うからなぁ。
    QuickTimeのコンテンツがiPod用の低解像度を除くとそれほどシェアがあるわけじゃないし、
    多くのユーザーはそれ以外の映像フォーマットを利用している現状だと、iPodの成功で
    Apple TVはやや独善的になってしまった感はある。
     
    まぁiPhoneもそれは同じなんだけど、iPodと異なる市場でどれだけやれるのかお手並み拝見!

  3. >iidaさん
    おお、ご無沙汰しております! 本年もよろしくお願いします。
    250~320GBの大容量HDDを搭載し、スタンドアロンでiTSからのコンテンツ購入、
    デジカメ画像の管理、」iPodとの同期などできれば競合製品を圧倒できたかも。
    でもやっぱりHDコンテンツが非サポートってのは残念ですねえ。
    >落合さん
    そうそう、バッファローやアイオーでもHDに対応してますもんね!
    初代iPodもダメダメだったので、AppleTVもひょっとしたら大化けするかも?
    そういう目でしばらくは静観したいと思います。

  4. ascii24のアップル重役へのインタビュー記事によると、720p(将来的には1080iも)までサポートするようです。
    iTSでもじきに720p/1080iの動画が配信されるんでしょうね。日本ではあまり関係なさそうですが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です