南九州旅行の3日目は鹿児島です。
この日はどんよりとした曇天で瀬々串、開聞岳、枕崎を訪れましたが、
南国の雰囲気を伝える写真はついぞ撮ることができませんでした><
その中でも特にショックだったのが、枕崎駅の変わり果てた姿です。
いまから15年前、学生の頃に「18きっぷ」で横浜駅からひたすら鈍行で
乗り継いで最南端の終着駅であるこの駅へとやってきたことがあります。
年季の入った駅舎、雑草だらけの広大な敷地、閑散とした駅前商店街を
目の当たりにして「遠くまできたなあ」としみじみ感じたものです。
今回もまたそんな旅人気分に浸ってやろうと思っていたら、
なんと数年前に駅舎は取り壊され、吹きさらしの簡素なホームだけが
新しくできたドラッグストアの裏手にひっそりと存在し、当時の面影は
まったくと言っていいほどなくなっていました……。
駅前の観光案内所の方からいろいろとお話しを聞かせてもらいましたが、
失意のうちに鹿児島市内のホテルへと戻ったのは言うまでもありません。
皮肉だなあと思ったのは、大型スーパーやドラッグストアのおかげか、
15年前よりも駅前が活気に満ち溢れているように見えたことです。
「いつまでもそのままの姿でいてほしかった……」と考えてしまうのは、
旅人のエゴなんだと痛感。これはこれで旅のいい思い出になりました。
※枕崎駅についての詳しい情報はコチラが参考になります。
とうとう駅舎もないのか!
子供の頃、おばあちゃんちに行く時無理やり指宿枕崎線で帰ったことを思い出します。
西鹿児島駅(ってのも今は違う名前なんだよね)から車なら90分なのに遠回りだから倍かかるんだよね。
そういえば441のルーツでもある駅だったね!
海沿いに遠回りしてくれたおかげで、
列車に揺られながら海を眺められるんじゃないか!
終着駅だけに駅舎は残してほしかったなあ……。
西鹿児島駅は今は鹿児島中央駅といって、駅ビルの上に観覧車があるよ。
このご時世になんてバブリーなんだと思いました。