職場のN村さんに唆されて『オート接写リングPK-13』(写真左)を購入した。
「Makro Planarに惹かれているんですが、撮影倍率が0.5倍ってのがネックなんですよね」と
ボヤいていたところ、彼が「だったら接写リングを試してみたら?」というのが事の発端。
さっそく85mm/F1.8でその効果を試してみました。
どノーマルな85mm/F1.8で撮影した場合。
描写自体は非常に気に入ってますが、最短撮影距離が0.85m、最大撮影倍率が約0.1倍なのが難点。
「被写体にもっと寄れたらいいのに!」と思うことが多々あります。
PK-13を装着して撮影した場合。
最短撮影距離が約0.34m、最大撮影倍率が約0.47倍となり、ここまで寄れるようになりました。
ただし、良いことばかりではありません。接写リングを使うと、撮影距離が極端に狭くなってしまうことです。
これ以上被写体から離れようとすると(下の写真)、ピントが合わなくなります。つまりこのレンズの場合、
被写体から約0.34〜0.42mという範囲でしかピントを合わせられません。1mまでいけると楽なんだけどなあ。
難点はまだまだあります。
・絞りリングの付いたレンズじゃないとNG
・カメラ側で絞りをコントロールできない
・AEが使えない(一部のカメラはのぞく)
・AFが使えない
他社製の接写リングだと、ここらへんもOKなんですよね……。そっちにすればよかったと今になって後悔。
ところが、Makro Planar自体がCPUすら内蔵しないマニュアルレンズなので、どの接写リングを使っても
上記の懸念事項はつきまとうんですよね……。ああ、なんて敷居の高いレンズなんだろう。