手ブレ補正&高倍率ズームが魅力の純正18-200mmレンズを常用しています。
広角も望遠も使えて、被写体にも寄れるので人気の理由がよくわかります。
ただ難点もあります。まず広角側で撮影すると、ゆがみが気になる点。
そして、気がつくと鏡胴がズルズルと勝手に伸びたり縮んだりしている点。
三脚を使ってブツ撮りをする機会が多いので、後者には困っています。
まもなくメーカー保証期間が切れるので、ニコンのサービスセンターで
見てもらったところ、「鏡胴がズレ落ちないように調整はできますが、
そうしますと光学系の性能が低下してしまいます……」と微妙な回答が返ってきました。
さらに「弊社ではゴムバンドを用意しており、こちらで鏡胴がズレ落ちない
ように固定していただく方法をお勧めしております」と、あまりスマート
ではない提案を受けました。光学系を犠牲にするわけにもいかないので、
ゴムバンドで対応することにしました。
ゴムバンドを施したのが、さきほどの写真です。
パッと見はズームリングのゴムカバー部分と同化しているんですが、
よくよく考えてみると焦点距離の目盛り部分がすべて隠れてしまうんです!
この目盛りをよくチェックする身としては、使い勝手がだいぶ悪くなりますね。
思わずサービスセンターの担当者にも「え? ずいぶん原始的ですね」と本音を
ぽろりとこぼしてしまいました。
さらに、担当者に「メーカー保証期間内ですので無償とさせていただきます」と
説明を受けて、「え? こんな対処法でいったいいくらお金を取るんですか?」と
意地悪な質問をしてしまいました。それなりに高価なレンズだったのでつい……。
ちなみに、ゴムバンドは100円です。これくらいだったら保証期間外でも無償で
提供してほしいものですね。