しばらくDVD&HDDレコーダー事情から疎遠でしたが、フルHDのコンテンツを
H.264で保存&DVD(次世代DVDじゃなく)に保存するのが新たなトレンドに
なりつつあるんですね。以前からハイビジョン番組がMPEG2 TSで配信される
ことに不満を抱いていたので、H.264へのトランスコードは大歓迎です。
というわけで、CEATECに参考出品されている東芝の「RD-X7」を見てきました。
すでにデジモノ系のニュースサイトで概要は紹介されているので割愛しますが、
どうしても自分で確認したかった点が1つだけありました。
フルHD番組を受信したそばからH.264へとトランスコードしてくれるか否か、です。
いったんMPEG2 TSで録画してからじゃないとH.264に変換できないのでは、
ハードディスクを大量に消費することに変わりはなく、しかも再エンコード作業を
あとで時間を見つけてやらなければならないのはすごく面倒じゃないですか……。
そんな思いを胸に秘めつつ、東芝の係員さんに尋ねたところ、
係員「H.264への直接エンコードはできません。MPEG2 TSで録画する必要があります」
ぼく「え? そうなんですか……。では、エンコード速度はどれくらいですか?
1時間の番組をエンコードするのにやっぱり実時間(1時間)ぶんかかるんですか?」
係員「いいえ。1時間かかることはないです」
ぼく「てことは、高速ダビングってことですね? 何倍速くらいですか?」
係員「いまは申し上げられません」
実はパナソニックとソニーの競合機種は、番組録画時にH.264を指定できます。
つまり、録画終了時にはフルHDコンテンツがH.264化されているというワケです。
まだ正式発表じゃないので今後の仕様変更も十分に考えられるとは思います。
なんとか東芝には頑張って欲しいものです。
それから、ダビングテンについても質問してみました。
ぼく「既存の機種に保存されているコピーワンス番組をRD-X7にムーブしたら
10回ダビングすることはできるんですか?」
係員「いいえ。コピーワンス番組をコピーワンスのままになります」
ぼく「じゃあH.264にトランスコードしたら……」
係員「元のMPEG2 TSは残りませんね」
まあ、これは仕方ないですかね……。
なんにせよ正式発表が待ち遠しいです。
パナソニックとソニーが11月早々に発売なので、
まもなく発表されるとは思いますが……。